おつまみ話

最近ホッピーという昭和っぽい瓶に入った飲み物は流行っているような気がする。気のせいかな〜
それを気づいて今回のトピックが思いついた。

そう、酒の文化について考えてみようと思う。私は二十歳ぐらいまで素面だったけど、一応イタリア人だから小さいころからビールとワインを飲む人に囲まれて育ったと言える。お母さんやら、友達やら、先生たちなどみんなワインなどを飲むことが当たり前で、専門家じゃない人もワインの味を区別できるぐらい。しかも、数年前まで(いつだろう?!よく覚えてないけど)最近、イタリアでも16歳未満酒を買っちゃいけないというルールができて[注]、2年前ぐらい(最近すぎだね!)運転する前、一杯まで許されるという法律が効力を発生した。
よく言われるけど、北ヨーロッパとかでは寒いから人は家にこもって飲む飲む飲む。逆に、イタリアみたいな暖かい国ではもちろん若者が酔っぱらうし、悲劇を起こすこともあるけど、食事の時、あるいは仲間といる時だけ酒を飲む人は圧倒的に多い。
個人的な話だけど、素面から飲めるようになったのは日本に来てからだ。日本ではカクテルに入るアルコールの量が少なくて、氷はありすぎて、テキーラサンライスオレンジジュースになって、ジントニックレモネードになる。
そのおかげか、アルコールの味に慣れるようになったけど最初はこんなものを子供も飲めるんじゃないかと思って。。。まさにそうかも!日本では酒を飲めない人は世間知らずとして見られている。特に男性。女性はまだ「可愛い」と言えるかもしれないけど、男はビールを飲まないと男前じゃない、んじゃない?だから酒は一般的に薄いんだろう。皆飲めるように。

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そして、テレビや電車の広告を見ても、「Aaaah!」ってビール飲んで満足するというオスの発言がよく目(耳)にする。
なぜ?と考えた時に、ベロンベロンのサラリーマンを思い出した。
仕事帰りでみんな同じように酔ってて、もちつもたれつで、ビール臭い息で言った「お疲れ様でした」は付加価値があるだろうというふうに思った。
ひとつの疑問だけ残っているけど。
もし、酒を飲むことは自分をあるグループの一人分として思えることを安易するとしたら、全然酔ってないのに、酔っ払いの振りをする人が日本にもいるかしら。。。(イタリアに結構いるけど)

注:アルコール度の高い飲み物は18歳以上。